「たたら」操業開始

 2日間にもおよぶ操業の開始です。
 「たたら」の炉も参加者にも大変な2日間の始まりです。ある人はふいごを押し、ある人は砂鉄を投入し、またある人は炭を投入し・・・
 しかし作業自体は単純なのですが炉の中では鉄が生成していっているのです。
 それを見極め村下は一晩中気を抜く暇はありません。ほぞ穴から伝わる情報を的確に判断して送る風の量、砂鉄の投入のタイミング、また炭の投入のタイミング、のろの観察、などなど大変な仕事が待っています。
 まるで赤ちゃんを育てているようです。